水が燃料になる日は本当に来るのか? まとめ
特集
水が燃料になる日は本当に来るのか?潰される可能性について考えてみる。
(ライターFT)
水と空気から燃料を作ってしまう工場が現実に 化石燃料を燃焼させると、おもに水と二酸化炭素が発生する。
この二酸化炭素が温室効果ガスとよばれるもののひとつで、現在削減が求められているものだ。
でも、この燃焼の逆の反応を起こせば、水と二酸化炭素は燃料に戻るのではないか?
そしてドイツの自動車メーカー・アウディがClimeworks、sunfireといった企業と協力し、水と二酸化炭素からディーゼル燃料を作ってしまうパイロット工場をドレスデンにオープンさせた。
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水と空気から燃料を作ってしまう工場が現実に

ネット記事によると
「水を電気分解によって水素と酸素に分解、二酸化炭素は、スイスClimeworksの技術を使って空気中から採取、その水素と二酸化炭素に、220℃、25気圧のコンディション下で二段階の化学反応を起こさせ、炭化水素からできるブルー・クルードとよばれる粗生成物を作る。そのブルー・クルードのうち約80%を合成ディーゼル燃料に変えることができるという。」
結局ディーゼルエンジン?

これを詳しく調べてみると、石油の代替品となる合成油や合成燃料を作り出すことである。「フィッシャー・トロプシュ反応」や「フィッシャー・トロプシュ合成」とも呼ばれるらしい。
ドイツの研究者、フランツ・フィッシャー (Franz Fischer) とハンス・トロプシュ (Hans Tropsch) によって1920年代に開発されたのが起源のようで、およそ100年前から研究が行われていた技術になります。
排出ガスの硫黄成分が少ないらしく、環境にも優しいというのがこの燃料の利点らしいが、やはりこれは手放しで環境に良いとはいえない。
世界的な企業はやはり燃料を売ることを切り離して考えられないだろう。
ガスリンなどの化石燃料を販売することで、莫大な利益が生まれ、この利益を企業は手放さないと考えられるからだ。

以前にもお伝えしたが、たった1リットルの「水」で、500km走れるバイクが登場!?というのも出てきている。
これなら上記のような方法を使わなくても簡単に燃料補給でき、水を燃料とするので、ランニングコストもかからない夢のようなエンジンだ。
仮にこのエンジンが世界的に生産された場合、経済が大崩壊することは間違い無いだろう。
まずは燃料関連の企業が倒産する。これにより職を失う人は吸う万人という規模ではなく何百万人単位で下手すれば億単位での失業が起こる可能性も考えられる。
水が燃料になる日は本当に来るのか?増える石油の埋蔵量
(ライターFT)
石油の確認埋蔵量首位はベネズエラに 石油の世界では、鉱区探索や採掘技術の進歩により、原油の確認埋蔵量が増えていくという現象が起こっています。
エネルギー関連の調査報告書の最新版(2014年)によれば、世界の原油の確認埋蔵量のトップは、南米のベネズエラとなっています。ベネズエラの確認埋蔵量は2983億バレルと、この10年間で3倍以上にも増え、それまで世界1位とされてきたサウジアラビアの2670億バレルを追い抜いてしまったのです。
ベネズエラ以外にも、この10年間に大きく確認埋蔵量が増えた国が2つあります。イランとそのお隣のイラクです。それぞれ、10年前に1327億バレル、1150億バレルだったもので、最新のレポートではイランが1578億バレル、イラクが1500億バレルと、20%~30%増加しています。両国は現在、ベネズエラ、サウジアラビア、そして主にシェールオイルを産するカナダに続き、世界の4位、5位を占めています。
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原油価格、「1バレル30ドル時代」が来る 
石油埋蔵量は増えているというニュースが後を絶たない。
今から30年前、石油の埋蔵量は後70年で枯渇するというニュースが世間では主流だった。
だから石油は無くならないというのではなく、化石燃料を燃やさなくてもエネルギーは作れる。石油をエネルギーとして燃やし続けるのは大きな意志が動いているからといっても良いかもしれない。
さて、「世界最大の原油埋蔵量保有国」がなぜサウジアラビアからベネズエラに変わったのか?
石油の埋蔵量は技術的な理由、需要量・供給量、経済的な理由で決まる。
エネルギー資源を採掘し、商品として販売するには大きな手間と資金が必要になる。
買い手を決めてから石油精製され、全ては計画的に行われている。石油を扱う企業や国は、絶対に利益が上がるという確信の元に石油事業を展開しているのだ。まず資源があるのか、資源があれば儲けのチャンス。ここで石油が枯渇するという情報戦を仕掛け、豊富な埋蔵量から小出しにして高値で売るという方法が取られている。誰もが参入できないようにするために国をも巻き込んで大掛かりな事業とするのだ。
永遠に「石油の埋蔵量は40年しかない」という情報が流れ続けるのだ。
埋蔵量の定義とは
可採埋蔵量(かさいまいぞうりょう)または経済可採埋蔵量(けいざいかさいまいぞうりょう)は、地下に存在する石油や天然ガスなどといった地下資源の埋蔵量のうち、「現在の市価で」技術的・経済的に掘り出すことができる埋蔵総量から、既生産分を引いた量のこと。
開発計画を立案し、技術的・経済的に開発可能であることを検証すれば、それを埋蔵量として計上する。

中東地域では、開発の手が伸びていない “眠ったままの” 石油・ガスが膨大にあると言われており、埋蔵量とは地下に存在する石油・ガスの絶対値的な量を示すものではなく、あくまでも人間が開発するという意思を示した石油・ガスのみを表す指標にすぎないのだ。
化石燃料を牛耳っている奴らが世界を手中にしているのである。
しかし近年、フリーエネルギーという言葉がたくさん出てきている。フリーエネルギーを大っぴらにしてしまうと化石燃料の利権が飛ぶので、反対派から多くのトンデモな話として相反する記事が必ず出されてしまいます。
環境問題が後押ししているのか、フリーエネルギーを見直す風潮になりつつある。

まだフリーエネルギーが普及するまでには時間が掛かるだろう。もしかすると永遠にフリーエネルギーは日の目を見ないかも知れない。これは個人レベルでフリーエネルギーが使えるようになるまで続くだろう。それでも石油燃料は地球から消えることはない。
ガソリン燃料だけが使用方法ではないという理由からだ。
得るものがあれば、失うものが出てしまう。
ガソリンで走る車が無くなれば、石油は高騰するだろう。これは自然の流れかも知れないが、石油が原料のプラスティックなどの価格が上がり、やはり利権を手にしている大きな力がすぐに衰えることはないだろう。
富裕層達は自分達の利益を守るために、綿密な計画を立てている筈なのだ。