秋の新ドラマ評価 「獣になれない私たち」



(ライターFT)

秋の新ドラマ評価 「獣になれない私たち」


 インターネットでは秋の新ドラマの評価が分かれている。

 ドラマの人気度は、視聴率に反映されていますが、視聴率が振るわなくても面白いドラマってあるのですね。

 新垣結衣と松田龍平ダブル主演の「獣になれない私たち」、個人的にはこの秋No.1と感じているのですが、批評家の意見は正反対です。

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 このランキングでは、「獣になれない私たち」は10位とあまり振るわない結果ですが、個人的にはかなり面白いです。

 ストーリー
外づらは完璧だけど、周囲に気を使いすぎて疲れている深海晶と、人当たりはいいけれど、内心は冷めまくっている根本恒星。

どちらもオトナになって野獣のように本能で生きられなくなった2人が、仕事終わりのクラフトビールバーで偶然出会い、次第に本音でぶつかる仲に…。

2人が傷つきながらも、お互いに出会ったことで自分らしく踏み出す姿を描いたオトナ向け等身大ラブストーリー!




 脚本を酷評している批評家もいますが、このドラマの面白さがわからない人の批評については、それぞれの観点というものがあり、面白く無いと感じてしまうなら仕方ないことです。

 しかし第5話でのワンシーン、この脚本と監督の感性が光まくりました。

 4話のラストで、晶(新垣結衣)は、彼である京谷(田中圭)の自宅に住み着いている元カノがいる京谷(田中圭)のマンションへ乗り込んだところで終わります。5話では元カノである朱里(黒木華)との直接対決、元カノの朱里(黒木華)は半ば逆ギレで晶(新垣結衣)を追い返す形になります。

 京谷(田中圭)は元カノ朱里(黒木華)を家から追い出せないでいて、しかも恒星(松田龍平)の元カノである呉羽(菊地凛子)とエッチしちゃったという、ややこしい関係で、晶(新垣結衣)にも告白しています。



 二人の仲が壊れかけ、元カノ朱里(黒木華)にも逆ギレされ、晶(新垣結衣)は精神崩壊していきます。

 こりゃ、誰でもこんな状況なら壊れますね。

 こうした状況の中、晶(新垣結衣)と京谷(田中圭)の関係にすれ違いが生じますが、その表現がとても良かった。

 雨が降りしきる中、京谷(田中圭)のマンションから出て行く晶(新垣結衣)、そして自宅に戻る京谷(田中圭)が時間差ですれ違うシーン。

 このシーンは二人の気持ちを映像で複雑な気持ちを、美しく表現できていたと思います。

 お互いに好きなもの同士で、信頼できるはずなのに・・・

 なぜ、気持ちはひとつにならない・・・

 こうしたシーンを観ると、脚本の奥深さと切なさをダイレクトに感じてしまう秀作だと思いました。

 京谷(田中圭)と晶(新垣結衣)が初めてキスするシーンも実は雨の中でした。



 始まりと終わりをうまく演出してるのですが、観ていて

 うますぎるやろぉー

 なんて感じました。

 とても素敵な、大人になりかけた人たちの恋愛ドラマです。
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