脳梗塞になっちまった!2

脳梗塞のリスクになる「心房細動」って知っていますか?



(ライターFT)

脳梗塞になっちまった!2



 心房細動が完治して10年程経ってから一過性脳虚血発作になり、早期の治療を行うことで脳梗塞に陥ることはこの2年間ありませんでした。その間、投薬治療をしておらずというのが現状でした。血栓を作りやすい心房細動ですが、大きな発作もなく、たまに少し心臓の鼓動が乱れているな、という程度だった。

 自分の中では完全に心房細動は完治したという認識。でも軽い心房細動があることは自覚していました。この時に病院行って薬などの適切な治療をして入れば、多分、現在脳梗塞で感覚障害という後遺症に悩まされていなかったでしょう。ここで残るのは後悔という2文字のみです。



 冒頭にもお伝えした通り、2017年10月初旬から左半身に痺れと軽い目眩が断続的に起こっていた。自分でもこれは2年前の一過性脳虚血発作ではないかと疑っていたのだけど、仕事が忙しかったりということで病院には行かなかった。すぐに症状が治まるという状態だったので余計に行かなかったというのが本当の所だった。前回の二の舞は踏まない事を自分で誓っていたので次に同じ症状が出たらすぐに病院に行く事を決めていました。

 10月の半ば、ようやく夏の残暑が完全に和らいできた頃、仕事帰りの電車の中で左半身の痺れと、軽い目眩が襲って来た。5分経過しても症状は収まらない。現在は大阪の郊外が勤務先になり、京阪沿線の準急に乗れば約10分程で大阪市内に入る。JR京橋駅が経由地点となるが、京阪電車を降りた所ではすでに左半身の痺れと目眩は完全に治っていた。しかしすぐに病院で診てもらわないとならない事くらい自分でも理解している。



 京阪電車を降りた瞬間、自宅近くの総合病院に電話を入れ、症状を説明するとすぐに来て下さいという返事があり、そのままタクシーに乗り総合病院に行きました。時間は19:00時過ぎ、夜間受付で「先ほど電話したFTと言います」と伝えた所、救急で待っている人を横目に、すぐに診察室に通され看護師による聴き取り、看護師に症状を説明するとすぐに医師が来て、「強く手を握ってみて下さい」という指示。同じように症状を説明し、今は左半身に痺れや目眩などはない事を伝え、MRI検査に行く事に。

 MRI検査の結果、まだ異常は見つからなかったが、ちょうどその時にまた左半身が痺れ、軽い目眩が起こり始めた。主治医にすぐに伝えたっ所、ICU(集中治療室)への移動となり、即入院となったという次第になります。



 2年前はICU(集中治療室)には入らなかったのだけど、今回はICUに即、入れられるという事態に、自分でも驚きを隠せなかった。すぐに血液をサラサラにする点滴治療が始まり、動いてはいけないと主治医に言われ、身体を起こしてもいけないと言われ、完全に困惑していた。



 オシッコも尿瓶で、看護師を呼びオシッコをする始末。若い看護師だったので非常に恥ずかしかったけど、仕方ないと諦めるのだけど、尿瓶でオシッコするというのは非常に難しい。ちんちんを尿瓶に入れたら、すぐにオシッコが出る訳でもなく、膀胱はパンパンなのにオシッコが出ないという非常に苦しい状況になった。若い看護師さんに



 「自分で尿瓶持つので、出たら呼びますけど」

 そう伝えると、若い看護師は、

 「そのまま動かないで態勢も変えないままでできますか?」

 そう尋ねてきた。

 「はい、やってみます」

 と答え、尿瓶を受け取るが出ない。

 その体勢のまま、下半身に力を込め、オシッコを絞り出そうとした時、

 ブゥ~~~~~っ

 屁が出てしまった(苦笑

 若い看護師はまだ横に居たのでこのまま死んでしまいと思ったが、動いてもいけない状態だったので、それも不可能。どうしようもない、まさに針の筵状態だった。赤面症の私はすでに顔が真っ赤になっていたが、若い看護師は何食わぬ顔で平然としている。

 ちょうどその時、尿瓶にオシッコが流れ込んできた。その時若い看護師が

 「良かったですね、出てきましたよ~」

 と明るい声で言ってくれたのだけど、その時、力が完全に抜けたのか、肛門の力が抜けたのか、また屁がでた。


 
 ボムぅ~~ん

 「あっ!ぬ、ぬいまとん」

 すいませんと言いたかったのだけど、パニックになっていたので訳のわからない言葉を発してしまった。
 
 流石に若い看護師は笑いを堪えきれなかったのだろう、爆笑していたが、すぐに真面目な顔になり最後まで出し切った尿瓶をちんちんから抜き去り、

 「もう大丈夫ですね」

 と爽やか過ぎる笑顔で尿瓶持ち去り颯爽と消えていった。

 看護師が立ち去った後、私は呆然とし、激しい自己嫌悪に陥り一睡も出来なかった。(本当は爆睡しました)

 
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