ニール•ブロムカンプ監督とチャッピー

チャッピー

 ニール•ブロムカンプ監督作品の新作ときたら逃す訳にはいかない。

 彼の作品のどれもは、2つのメッセージがある。

 差別と貧困だ。

(ライターFT)

ニール•ブロムカンプ監督とチャッピー




 ニール•ブロムカンプ監督作品は分かりやすい。そして優しさに溢れている。いつも彼の表現は掃き溜めの中のちょっとした愛、それを描くのがとても上手い。

 映画「チャッピー」も南アフリカの最悪のギャングと生まれたての心優しいAI(人工知能)ロボットの何ともいえない絆がありきたりだけれどとても新鮮に感じる。

 映画の仕上がりとしてはとても優しい心温まる作品に仕上がっている。でも第九地区で魅せてくれたニール•ブロムカンプ監督独特のグロさがイマイチだった。きっとオリジナル作品はグロ表現があったはず、そう思い調べているとやはりカットされていた。

 チャッピーのカットシーンについて

 大した事無いカットではありますが、主要役者が残酷に殺されるシーンがカットされているようです。時間にして約2秒程らしいのですが、やはり映画はカット無しでオリジナルを観たいですね。

 元々、この作品はニール監督が短編作品として発表した作品のリメイクらしいのですが、南アフリカで大人気のヒップ•ホップグループ「ダイ•アントワード」のプロモーションも兼ねているなんて噂もあるとか。

 ハリウッドムービーとしてリリースされているが、南アフリカという特殊な国の何ともいえない感性が、昔のいい時代だった香港映画を彷彿とさせる。どこかチープで安っぽい雰囲気がある。

 劇中の挿入歌も「ダイ•アントワード」が手がけたもの。男女のヒップ•ホップなんだけど、どこかジャパンポップっぽいヨーランデの歌声がキュートだ。

 この2人、日本通で夫婦らしい。

 高校生くらいの歳の娘までいるとか。

 とにかくニール•ブロムカンプのチープで優しくて、いつも同じメッセージな映画だけど、観ずにはいられない、そんな監督と映画なんです。
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