難解?テリー•ギリアムの頭の中

テリー・ギリアム、情報化社会に生きる若者にメッセージ「自分なりの世界の見方を見つけること」

 テリー•ギリアム監督、またコアでマニアックな作品ばかり撮っている監督である。

(ライターFT)

難解?テリー•ギリアムの頭の中

 
 テリー•ギリアム監督が創る映画を好んで観る人は、少数だけど圧倒的な支持者が存在する。実は私もその中の一人と言える。彼の作品を始めて見たのは「未来世紀ブラジル」という映画。

 イギリスのコメディグループ、モンティパイソンのメンバーでもある。

 未来世紀ブラジルは私にとって衝撃的な映画、カルトってこういう事なんだ!と、カルトムービーを何となく理解させてくれた作品です。

 映像って視覚と聴覚から情報が入ってくるので、あまり頭を使わないで済むんですね。でもこの未来世紀ブラジルは、本を読むより頭を使った記憶があります。それほど難解?というか映像一つとっても頭をフル回転させてくれる映画だったんです。

 実はこの未来世紀ブラジル、3部作の2作目なんです。

 「バンデッドQ」、「バロン」の間に未来世紀ブラジルが入ります。

 これらの映画のテーマはウィキペディアによると、「ぶざまなほど統制された(awkwardly ordered)人間社会の狂気と、手段を選ばずそこから逃げ出したいという欲求」なんだって(笑

 はっきりいってそんなテーマなんて読み取れない。

 映画でも小説でも音楽でも、テーマや意味の解釈の仕方なんてそれぞれ、でもこのテーマを知ったとき、また考えさせられる羽目になる。そしてここでも出てくるジョージオーウェルという偉大な小説家。

 彼の「1984」という小説にインスパイアされてこの映画を創ったらしいんですが、今度はジョージオーウェルが気になる(笑

 ジョージオーウェルのこの「1984」は中々面白い。

 村上春樹も自分の作品で「1Q84」という小説を書いている。もちろんジョージ•オーウェルのオマージュとも取れる作品。完全管理された社会を統制するビッグブラザーは恐怖の象徴、でもテリーはこの管理統制という恐怖を、テリー独特の感性で映画という媒体を使い表現している。その中にはシニカルな笑いが随所に描かれており、またこのシニカルな笑いは我々、日本人には少し難しい。

 とにかく映画を創ると様々な論争を巻き起こすテリー•ギリアム監督。

 新作映画、「ゼロの未来」も情報化社会に生きる若者にメッセージとしてテーマが設定されている。

 また頭をフル回転させられ、彼独特の映像マジックに脳みそがぐちゃぐちゃにされるのでしょう。
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