ついに奇才タランティーノの新作が2012年12月に公開された。
(ライターFT)
タランティーノ新作「ジャンゴ 繋がれざる者」
タランティーノが作る西部劇になる。
とにかく人を殺しまくりのヴァイオレンス作品でタランティーノらしい作品になっている。
ウィキぺディアによるあらすじ
ディープサウス。解放奴隷のジャンゴ(ジェイミー・フォックス)がドイツ系賞金稼ぎのドクター
・キング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)と共に、サディスティックでフランスかぶれの農場主
カルヴィン・キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)に立ち向かい、奪われた妻のブルームヒル
ダ(ケリー・ワシントン)を救おうとする。
アメリカの負の歴史ともいえる奴隷問題を取り扱った作品でタランティーノ自身が取り組み
たかった作品のようです。アメリカがこの奴隷問題を直視せずにいたことに対しタランティー
ノ自身が憤りのような感情を抱いていたというのが彼の最大のモチーフと問題定義になる。
差別表現や徹底した暴力描写が問題作とされているがタランティーノ作品は昔から
そうした表現は多く、タランティーノファンなら大した問題ではない。
しかし彼の作品を始めて見る人にとっては嫌悪感すら感じるだろう。
劇中では「ニガー」という黒人差別の言葉を多様しており様々な論争を引き起こしている。
はっきりいってB級で低俗な作品とも取れる。しかしそれは確実にタランティーノ狙い
でもある。
奴隷制度に対する痛烈な批判作品ということは間違いない。
評論家や知識人、黒人良識者たちからの批判も理解できるがタランティーノ作品だから
こそ理解できる彼独特の表現方法は人々の心に強く残る作品に仕上がっている。