2000年に出版された自伝的な小説「バンド・オブ・ザ・ナイト」
では恐ろしい実生活が小説というフィルターを通して語られている。
(ライターFT)
中島らもというジャンキー小説家2
「神は死んだ」とニーチェが言い、
「ロックは死んだ」とジョニー・ロットンは言い、
「らもはもう死んでる」とおれの読者はみんな言うてるで。
中島らも名言より。
中島らものウィキぺディア
ジャンキー小説家というイメージが強いが実は日本の古典落語など
を描かせてもかなり面白い。
「寝ずの番」という小説は津川雅彦監督で映画化もされる。
下ネタのオンパレードの映画で、有名女優さんが関西3文字を連発
する。
はっきりいって家族では見れない映画です。

「今夜、すべてのバーで」
この小説が個人的にらも作品の中で一番好きな作品だ。
主人公の小島容が、アルコール依存症で入院し、更生する顛末を描いた小説なんだけど
とても感動した記憶がある。
この小説のモデルもらも氏自身だ。
らも氏もアルコール依存症治療で入院経験があり、その入院を元に
この小説が描かれた。
らも氏の小説の特徴として、彼独特のユーモアがある。
時に優しく、時にブラックなテイストのユーモアだ。
この彼独特のユーモアが小説をさらに楽しく面白くさせている。
昨日も彼がアルコール治療の動画を掲載しましたがその中でも
色々と自分の思いを真面目に話していますが、この動画でも彼なりの
ユーモアがチラリと垣間見せている。
明日も続きです。