吉田東洋暗殺。
そして龍馬の脱藩。
さて第2部はどこから描かれるのか!
(ライターFT)
NHK大河ドラマ【龍馬伝】
第2部開始!とこれからの展開!
第14回お尋ね者龍馬
まずは何故龍馬がお尋ね者になっていたか。
実は吉田東洋暗殺の疑いをかけられていたのがその理由。
実際には龍馬が脱藩してから吉田東洋は暗殺されたのですが、タイミング的にもバッチリな脱藩時期だった。

番組でも少し触れてはいましたが脱藩というのは当時としてはとても重大な罪だったんです。
当時の武士は下士、上士共にその藩のお殿様の家臣ということになります。
その家臣を自らやめてしまうと言うことになるので、今風に言えば反逆と言う事になります。事実、龍馬が脱藩した後、大変だったのは坂本家だったんです。
番組でも龍馬の兄、権平が少し言っていたのですが、才谷屋(坂本家の屋号)という質屋を営んでいました。上士にかなり金を融通していた才谷屋だったので何とか上手く切り抜けたようです。
姉であるお栄の自害も龍馬脱藩の責任を取り自害したという話もあるようですが、実は姉であるお栄の自害は龍馬が脱藩する10年以上前の出来事なんです。
龍馬の場合、お尋ね者になった一番の理由としては吉田東洋暗殺の嫌疑をかけられていたからなんです。東洋暗殺後に脱藩したタイミングなんですね。
実は江戸時代末期ともなれば脱藩者はうようよいたそうで、罪は罪だけど龍馬のように藩外まで追っ手を出すということは脱藩以外のよほどの重罪を犯していないと無かったようです。
坂本龍馬脱藩の道

龍馬と一緒に脱藩した沢村惣之丞とは一体どんな人物だったのだろう。
沢村惣之丞 1843~1868
詳しくはこちらのサイトを見てください。
龍馬と一緒に海援隊メンバーとなり、志半ばで散っていきました。
頭も良く、英語や数学にも長けていた人物として語り継がれています。
動きが気になるのは武市半平太率いる土佐勤王党ではないでしょうか。
東洋暗殺を行い、土佐は勤皇を掲げる事が出来るのだろうか?
武市半平太は土佐藩を動かすほどの力をつけていた。
しかしこの武市の栄華は短くも儚い。
策士としては一流だった武市半平太。
土佐藩を勤皇で統一する為に裏工作、邪魔な人物は天誅、斬奸と称し刺客を放ち暗殺の嵐!
武市半平太がどんどん龍馬との距離を開く。
このあたりはドラマでどう描かれるかが楽しみの一つになりますね。
ドラマでは吉田東洋は武市の事を無能と呼んでいたが、実際はかなり頭がよく切れる人物だった。
それだけではなく芸術家としての才能もかなりのものだったらしい。

武市半平太が獄中において書いた自画像。
武市さんの話はドラマの進行に合わせてまたご紹介したいと思います。
とにかくこれからの大河ドラマ、龍馬伝はさらに面白さは加速していくはずです。
ではまた!