ハーレムの病院ってところ

『ハーレム』と聞いたら何を想像する?

女性に囲まれてとろける顔をしている男性?(このハーレムの英語のつづりはHarem) それともヒップホップファッションに身をつつんだ若者たちの街?(このハーレムの英語のつづりはHarlem)

黒人の都、ニューヨークのハーレムは人情あふれる面白い街。

今回は、ハーレムの病院についてです。
(ライター:ナカムラアキツ)



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先週の穏やかな陽気はどこへやら、今日は一気に冬模様のニューヨーク。ついに最低気温、マイナスになりました。うひー、ぶるぶるぶるっ。北風が顔に突き刺さってイタイです。

急に寒くなると、病原菌がうようよ~。
日本ではインフルエンザが流行り始めているとか?
2歳ちょいの息子の健康も気になる。
だって、面倒なことになると病院にいかなくっちゃいけないから。

ということで、無理矢理なこじつけですが、今回はハーレムにある『ハーレム・ホスピタル』についてご紹介。

というのも、先日、妊娠した時にちょこっと通った病院のそばを通り、久々に素晴らしいものを見たので、これはぜひ伝えようと思ったからなんですね~。

さて、日本でもそうだろうけれど、アメリカも私立の非常に心配りのいい病院と、公立でお金は安いけれど、その分粗雑に扱われる病院の二種類に分かれる。

ハーレム・ホスピタルはもちろん後者。
上の階に40年は住んでいるGおばあちゃんに、アパートに引っ越してきた時に真っ先にいただいたアドバイスが「どんなことがあっても絶対にハーレム・ホスピタルだけにはいっちゃいけないよ」ということ。

地元民に引かれる病院ってどんなんよ?

場所は135丁目とレノックス・アベニュー(6番街)。
ハーレムには足腰の悪い人、老人が多いのに、2007年になるまで
地下鉄の駅にはエスカレーターがなかった。信じられん。



1)ハーレム生まれ育ちの彼を持つ友だちの証言。
拳銃で撃たれたら、ハーレム・ホスピタルへ行くのがいい。ドクターが弾を取るのに慣れているので生存率があがるということ。

2)金曜日の夜はご用心。
アメリカの給料はだいたい二週間ごと金曜日にもらえる。
ので、はじけてしまった方たちがお薬を必要以上に接種して運ばれるという(オーバードースってやつですね)。
ERで働いているドクターたちは患者の目の瞳孔の開き具合で「この人はAのやり過ぎ」「この人はBのやり過ぎ」ってわかるとか。

3)1に出てきた彼のお婆さんが入院していたときの話。
点滴を打ち終わり、どうするのかと看護婦さんに聞いたら「あら、そ~お~」とそのままほおって置かれたとか。

*彼に付き添っていた友だちの証言。
「もうですね、吉本新喜劇も真っ青ですよ。オイオイオイってつっこみ満載。」

そういえば、食事もなかなか下げてくれないとかも言っていたなあ。
日本人の常識で考えたら驚くことばかり。

ERに運ばれても、ずーっと待たされること何時間だし(って、これはハーレムだけに限らず、どこの病院もそう)。ERに運ばれる患者の優先順位ってどうなっているのかしらん。やっぱり生死に関わることだろうね(ということは、ハーレムならではで、拳銃関係が多いのだろうか?)。




でも、何よりも「いかにもハーレム!」と力一杯お知らせしたかったのが、病院内にマクドナルドがあったってこと! (今はさすがになくなったけれど)

ビバ・ジャンク!
最近ではカロリー表示されていないと罰金払わないといけないくなっているとはいえ、ハーレム在住のブラザーあんどシスターたちは今も昔も大のジャンク好き。多少のことではへこたれません。

あたしが初期に通っていた病院の斜め前にもマクドナルドがあって、こーんな張り紙がしてあるのだ。

病院で働いている人たちは、誰でも10%オフ!
もちろんIDを見せないといけなし、
でもって1ドル商品とかクーポンの利用はできない。
って、そういう問題じゃないでしょー。いいのかー。



妊婦も看護婦もドクターも、うれしそうにマックの袋を持って院内を歩いている。

ありえーん。

そんなジャンクを食べているドクターに健康管理がどうだとか言われたいです??  今日の野菜はマックのバーガーに入っていたうすっぺらいトマトとレタスのみ、なーんて人たちから。

ファーストフードはアメリカの文化でもあるから、彼らに対して本当の意味での「健康」を教えるなんて無理なんだろうなあ、と思う。

ところで実は旦那もハーレム・ホスピタル生まれだから(ちなみにRUN DMCのDMCもそう)息子を妊娠したときに親子で同じ病院ってのも面白いかなと思ったけれど、止めた。

いや、止めて正解だったと今でも思っております。


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