ハーレムで、ジャズを聴く

『ハーレム』と聞いたら何を想像する?

女性に囲まれてとろける顔をしている男性?(このハーレムの英語のつづりはHarem) それともヒップホップファッションに身をつつんだ若者たちの街?(このハーレムの英語のつづりはHarlem)

黒人の都、ニューヨークのハーレムは人情あふれる面白い街。

今回は、毎年夏に行われるジャズ・フェスティバルについてです。
(ライター:ナカムラアキツ)



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ニューヨークと言われたら、いったい何を想像する?

今は無きワールド・トレード・センタービルを始めとした高層ビルたちの摩天楼? 
それともブロードウェイのミュージカル?
カウントダウンで有名なタイムズ・スクエア?
自由の女神も外せないよね~。
松井秀喜のいるヤンキースも見ておかないといけないし、それからそれから……

本当にニューヨークっていろんなイメージがあるんだよね、人によって。

そして今回のテーマ、ジャズが好きな人にとってもたまらない街でしょうか。

ハーレムにもビリー・ホリデーが演奏したと言われている有名な『レノックス・ラウンジ』(映画『マルコムX』『アメリカン・ギャングスター』にも出てきます)があって、ジャズファンの人にとっては、ハーレムとはジャズの街というイメージもあるんじゃないだろうか?

個人的に言わせてもらえれば、ジャズを聴きたいんだったらウェスト・ヴィレッジにあるジャズ専門クラブに行った方が絶対にいい。あとはミッドタウンのジャズ専門クラブ。ハーレムにあるジャズ・バーなんて言い方悪いけれど、腐っているよ。

でも、めっちゃくっちゃ安くお酒が飲めるし、そこにいる年期の入ったじーさんたちを見るのは楽しい。ので、そういうちょっと他では見られない感じを体験したいんだったらお勧めだ。



ところで毎年夏になると、ニューヨークにあるあちこちの公園で無料コンサートが開かれる。

そしてウチのご近所マーカス・ガーベイ公園で、『チャーリー・パーカー・ジャズフェスティバル』が開かれる。かなりいい人たちが来るようで、いつものイベントと違ってがっつり混んでいる。

こちらは2年前の写真。
日本人ジャズピアニスト、上原ひとみさんが参加された時。
日系新聞にのったこともあって、すごく日本人が多かった。



公園の中に突如現れるステージ。
の、周りでは、こんな感じでのんびりしております。
だってジャズってとくに「聴き方」の形がないものでしょ?
ピクニック気分で聞きましょうか。



去年は見に行かなかったから知らないんだけれど、
今年はこうやって屋台が出ていた。
何なに? 「グリルド・トーフ」? って、焼き豆腐?(笑)
あとは定番、フライドポテトに
カラードグリーン(という名前の野菜)をくたくたに煮たやつとか……
美味しそうなにおいをさせていた。じゅるり~。



混んでいます。
めっちゃ人多いです。



だから、混んでいます。
めっちゃ人多いです。



あわてて撮ったのでボケていて申し訳ないんですが、
普段はこうやってステージ前には席はでません。
演奏者たちの入れ替え中です。


今年は例年よりも暑くなく、湿気も少ない非常に過ごしやすい夏。日差しは相変わらず厳しいけれど、この日はとても気持ちのいい日だった。

1920年代に華開いた『ハーレム・ルネッサンス』のおかげで、ハーレムにはジャズの音が似合うと思うんだけれど、今ではヒップ・ホップやラップに押されてそんな気配は微塵もない。

でも、こういったイベントがあると、ハーレムにある寂れたジャズ・バーに生息しているじーさんたちがわらわらとボウフラのように沸き出てきて、うれしそうに、楽しそうにジャズの演奏を聴いている。

そして、うん、やっぱり、ニューヨークには、ハーレムにはジャズの音が空気と融合されて、とっても似合うと思った。



ちなみにこのステージは、日比谷野外音楽堂を50倍くらい小さくしてみずぼらしくした感じ(笑)。

だって座席のイスなんて壊れているものが多いし、ステージの床もぼろぼろ。

ステージを使う場合はもちろん許可を取ってやるんだろうけれど、基本的には誰でもステージにあがれるし、タップダンスの練習をしていたり、ヒップホップダンスの練習をしている若者たちもたくさんいる。

息子は息子でステージの上を駆け回るのが好きだし、座席側も登ったり降りたりして、好きな場所の一つになっている。

ちなみにステージの前に立って「あっ」と叫ぶとちゃんと反響してって、当たり前なんだけれど(もちろん風呂場よりもいい)、ちょっと歌でも歌っちまおうかしらん、という誘惑に駆られてしまう次第なのである。

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『ハーレム通信』

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イラストを使ったTシャツも作っています(ベイビー、キッズ、ガールズそしてメンズ)。
『Store Dragonfly』
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